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河口まなぶ
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日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによる、個性派カー情報。
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VW・EOS -試乗編・感動の走り その2-

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■しかし何より感動したのはその走り。先にEOSのシャシーはゴルフとパサートの中間にある…と記したが、このシャシーが走り出してスグに良さを伝えてくる。それこそエンジンをスタートさせて数m走っただけで、感触はゴルフにはない上質さを感じるほどなのである。

■この上質さは明らかにリアのサスペンションがパサート用のものだからこそ。リアのキャパシティがアップしたことで、ゴルフにはない落ち着きと洗練を生み出しているのだ。さらに速度をあげて行くと感動は増す。路面の継ぎ目などを通過する際のショックを極小に抑えると同時に、路面のうねりなども見事に吸収。これによってドライバーは、そこはかとなく気持ちよい感覚を覚えるのだ。例え荒れた路面であっても、キレイに整えられた路面に思えてしまうほど。そのくらいにフラット感が高く、サスペンションの動きが滑らか。これには心底驚かされた。

VW・EOS -試乗編・感動の走り その2-_f0040885_1252531.jpg

■しかも面白いのは、この走りの感動を痛感するのがオープン状態で…ということ。屋根を開けている時はお世辞ではなく、パサートクラスの上質なセダンに乗っていると思えるほど。試しにその後屋根を閉じての走行もしてみたが、屋根を閉じると抜群の静粛性を誇る一方で、やはり重量物が上に来るゆえに、ややバランスは変わる。このため少しボディが重い感じを受ける。とはいえ、普通にながすレベルでは至極快適なことこの上ないわけだが。

■総じて見ると、EOSはゴルフ以上に落ち着きと洗練の走りを備えた1台だった。屋根を開ければ実に滑らかな感動の走りが味わえるし、屋根を閉じれば静粛性が増して快適性もアップ。その上で4人が楽に座ることができるというユーティリティも備える。そう考えるとこれはファミリーカーとしても魅力的1台と思えたのだった。
by ism-individualcar | 2006-07-21 13:10 | フォルクスワーゲン
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